仕事ができないサラリーマンの「仕事ができない理由」を考えてみた
こんにちは、コジローです。
僕はサラリーマンです。
今の会社は2年目ですが、決して仕事ができるスーパーサラリーマンではありません。
世の中には、仕事ができる人は大勢いますが、
その数の何倍も仕事ができない人もいます。
そんな「仕事ができないサラリーマン」の気持ちを代弁するとともに、
「仕事ができないサラリーマン」の気持ちを考えてみました。
仕事ができない理由①素直すぎる
「仕事ができないサラリーマン」は決して社会人として欠落しているわけではありません。
もちろん、会社に貢献するという至上命題の観点から見ると、残念な人にしか見えませんが、それがイコール欠落した人間であるわけではありません。
むしろ、そんなことがあってはいけません。もっと、世の中は優しいはず。
「仕事ができないサラリーマン」が仕事ができない理由の1つ目は、
素直すぎる
ことが挙げられます。
社会人を経験したことがある人なら、誰しもが社会の理不尽さを経験しているはずです。
上司、先輩、顧客をはじめとした様々なステークホルダー(仕事に絡む人々)に囲まれて仕事は成り立っていきます。
しかし、人が集まると、当然のことながらそれぞれの立場や考え方があります。
そうなると、いろんな人の板挟みになりながら仕事を進めていかなければいけません。
たとえば、周りの人の言うことを真面目に聞いていると、
先輩はAと言っていたからAのやり方をやろう。
上司はBと言っていたからBのやり方に変えよう。
顧客にはCと言われたから上司に相談してCのやり方で進めよう。
と仕事を進めていくとします。
そうすると。
その後、顧客からは「Cだと〇〇で困るからAでやってよ。」と言われ、
先輩に相談すると、「だからAでやってとお願いしたでしょ。」と言われます。
上司に相談したうえでBにしようとしたと伝えると、
「あの人は何も分かってないから言うことを聞いちゃだめだよ!」なんて言われます。
とはいえ、上司に確認しないわけにはいかないので、
「お客様からAで、とお願いされたのでAでやります」と伝えます。
上司からは、「お客さんがAって言うならAでいいよ。」
となってやっとAで仕事を勧めることができます。
これも1パターンですが、このように、上司、先輩、顧客のそれぞれが求めていることが違うので、アドバイスや意見もバラバラになりがちです。
そんな中、全ての人の言うことを真面目に聞いていたら、
仕事に取り掛かるのも、仕事を勧めるのも遅くなることは必至です。
人のアドバイスを素直に聞くことはいいことですが、
その理由や状況を踏まえて自身が納得したやり方で進めないと、振り回されるだけです。
経験からすると、現場をよく知っていて、経験がある先輩の言うことが正しいことが多いです。
仕事ができない理由②期日の確認ができていない
若い人や、経験が浅い人には、雑用のような仕事が振られることが往々にしてあります。
もちろん、知識や経験が足りない人に重要な仕事を任せるのは、企業として損失に繋がるのでよほどのことが無い限り、あり得ないです。
そうなると、「仕事ができないサラリーマン」には、雑用の仕事が多くなりがちです。
雑用の仕事でも、もちろん一生懸命やることが大事です。
しかし、雑用の仕事に一生懸命になりすぎて、次の仕事が振られた時に
まだ前の仕事が終わっていないと、どんどん後ろに仕事が押されていき、
結果として期限内に終わらなくなり、「仕事ができないサラリーマン」に泊がつくわけです。
仕事を振る上司の力量にもよりますが、よほどのことがない限り、
上司は仕事量を予想して振っています。
その予想に反して仕事が進まないと、あなたに「仕事ができない」という評価が付くのです。
仕事を与えられたら、まずは、期日を確認することが大切です。
お客様との間なら納期ともいいます。
この「いつまでに」を事前に確認しておくことで、
与えられた仕事にどのくらい力を注がなければいけないかが見えてきます。
そうすると、自然と全体のスケジュールを考えられるようになり、
「仕事ができないサラリーマン」から「普通に仕事をこなすサラリーマン」に変わることができます。
仕事ができな理由③手より頭を動かして仕事した気になっている
サラリーマンの仕事は、もちろん手を動かすことが多いですが、
頭を使うことも同様に多いです。
たとえば、「新しい営業企画をたてる」際には、
0から新しいことを考えなければいけません。
既にあるものを1から10にするのは、過去の事例などを元に意外と手が進みます。
しかし、0から1を生み出すとなると頭を振り絞って形をつくるしかありません。
そうなると、頭の中では様々な構想をたてたり、アイデアを出しますが、
まとまらないまま、別の作業に取り掛かったり、頭を動かしたことによって
仕事をした気になってしまいます。
これが非常に恐れるべき状態です。
結果としては、何も残っていないので「成果は0」ということになります。
もちろん、「仕事ができないサラリーマン」の評価のままです。
頭を動かす際にも、メモなどでも構わないので「手を動かす」ことをすると、
自分の考えが段々まとまってきたり、良いアイデアが浮かんだりもします。
なにより、仕事をした証拠が残るので上司に進捗報告として報告も上げることもできます。進捗が分からないことほど、怖いこともないので上司も安心します。
結果として、「仕事ができないサラリーマン」から1歩抜けることができるのです。
いくら頭を動かしても、「仕事をした気」になるだけなので、まずは思いついたことの羅列からでも手を動かしてみましょう。
まとめ
いかがでしょう。
「仕事ができないサラリーマン」となる理由を書き綴りましたが、
社会経験が少ない人の参考になれば幸いです。
「仕事ができない」というレッテルを貼られると、心苦しいこともありますが
焦ると余計にミスが増えたりするので、無理をする必要はありません。
(一生懸命に仕事に向き合うのは前提ですが)
1歩ずつ自分にできることをこなしていくうちに、
自分の中でもコツを掴み、経験となることで、苦労していることも将来的には
なんなくこなせるようになっているものです。
自分に部下や後輩ができた際には、自分なりの経験を伝えたうえで
1つずつアドバイスをしてあげてください。
自分が、「仕事ができないサラリーマン」であったことを努々お忘れなく。