本業と副業で稼ぐ二刀流

ササキコジローが副業実践の合間に書くブログ

ブラック企業で上司から言われたブラック迷言を4つ紹介しよう

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こんにてゃ、コジローです。

世の中にはブラック企業というものがあります。

ホワイト企業で働くひとには、実感できないでしょうけど世の中には確かに存在します。

 

僕もブラック企業といわれる企業で働いていたので、

そのときに言われた言葉をご紹介します。

こんなことを言われたらそれはもう、ブラック企業です。

 

 実際に働いた時間を記録したら、会社が困るから

 

僕は毎日24時近くまで働いていました。

世の中には終電でも家に帰れないひともいるので、まだマシだったかもしれません。

 

ブラック企業では、出社退社のタイミングでシステムに記録を残す運用でした。

「出社」「退社」のボタンを押すと自動で記録されるものです。

 

僕は、何も疑問を感じず出社したら「出社」ボタンを、

退社したら「退社」ボタンを押していました。

 

これが間違いだったようです。

 

ある日、人事部の課長と新人面談という名目で面談をする機会がありました。

このころにはもう、体も心も疲れ切っていて正直な話し、助けを求めていたのかもしれません。

 

新人面談にも少なからずの希望を持っていました。

今の状況を言えば、何か手を打ってくれるのではないか、部署移動などをさせてくれるのではないか。

はい、大きな間違いでした。

 

ここでまず言われたのが、

「最近、帰りが遅いみたいだね。大丈夫?」

最近じゃなくて毎日だし。顔を見れば大丈夫かどうか分かるだろう。

大丈夫じゃなさそうだから、個別に面談をしているのだろう。

他の新人はしていないぞ。

 

僕は正直に「しんどいです。」と伝えました。

すると、特に内容の無い、人事課長の武勇伝を聞かされました。

昔はもっとみんな大変だった、僕もね・・・。

知らんわ。

 

一通り、武勇伝を話し終えた人事課長はあろうことか、

「本音と建前ってのがあってね。」

と話しを続けました。

何のことだ?と思っていたら結果として、

「退社するタイミングで退社の記録を残していたら、監査が入った時に会社がやばいから。ね、わかるよね?」

はい、実際に退社するタイミングではなくて、

監査に見られても大丈夫な時間で「退社」ボタンを押すように、

ということでした。

 

これを聞いた瞬間、

ああ、この会社はダメだな。

と本能で察しました。

 

ちなみに、翌日、直属の上司からは、

「みんなやっていることだから。21時に退社するんや」

というアホな言葉でした。

 

あれ、ルールって何のためにあるんだろう。

 

休日出勤は「勉強」だから休日出勤申請は取り下げろ

前職のブラック企業では、休日出勤をよく命じられていました。

働きはじめの頃は、「社会人っぽい!家にいてもすることないし、休日出勤手当ももらえるからまぁいいか!」くらいに考えていました。

 

ある日、休日出勤を命じられた時に上司から、

「今度、休日出勤するように。ちゃんと申請出しておけよ。」

と言われて、言うとおりに申請を出して休日出勤しました。

 

ところが、週明けの月曜日。

上司から呼び出されて言われた言葉が、

「休日出勤したのは勉強だ。会社に勉強させてもらっているんだから申請は取り下げるように。」

と言われました。

 

あれ、あなたが申請出すように言ったんだよ?

勉強ってなに?じゃあ、普段も勉強だから給料もらえなくても我慢しろって?

アホか。

 

この「勉強だから」という言葉はよく言われてました。

どんなに残業しても、休日出勤しても、朝早くから出勤しても、泊まり込みで仕事をしても、すべて

勉強だから

このひと言ですべて収められました。

 

いやー、便利な言葉もあるもんです。

 

39度 熱があるヤツになにを言ってもムダか(笑)

ある季節の変わり目に僕は、39度の熱を出しました。

前日も熱がある中、仕事に行きましたがさすがに動けず、早退しました。

翌日も、朝方7時前に熱を測ると39.6度ありました。

 

僕は上司に休む旨の電話を掛けました。

僕の上司だった人は毎朝5時に会社にいたので、7時には会社にいます。

 

上司は機嫌の上下が激しく、その時の気分によって周りへの対応も180度変わります。

この日は、虫の居所が悪かったようで、朝7時から電話で説教を受けました。

39度の熱を患う人間相手に、小一時間も説教できる神経が逆に凄いです。

 

何を言われているのか全く頭に入ってこず、半分寝てました。

時々、「聞いてんのか!」という言葉で目を覚ましましたが。

 

とりあえず、「すいません」を繰り返して説教が終わるのを待ち続けていました。

・・・

・・・

・・・

お、終わりそうかなという時に言われたことばが、

「まぁ、39度の熱がある奴に何を言ってもムダか(笑)」

といって電話が切れました。

 

いいえ、ムダではありません。あなたのサンドバッグになれましたから。

少しは貧乏ゆすりも収まりましたか?

 

他の奴らは俺のおかげでメシが食えてる

仕事って関係各部署がチカラを合わせてまわっています。

これは常識です。

営業だけでも、人事だけがいても、総務だけでも、システム部だけでも仕事はできません。それぞれが各々の役割を担うことで仕事が円滑に回っているのです。

 

当時、僕は営業でした。

営業が花形と言われたのは、今はもう昔の話しです。

現代社会においては、営業だけが花形ではなく、各部署がチカラを合わせて仕事を進めることを良しとします。

 

しかし、上司は古い考えの人でした。

営業至上主義の人だったのです。

 

僕が営業から他の部署に行くと、上司の査定に響きます。

「部下を育てられない人」というレッテルが貼られるからです。

僕の部署移動を恐れて、よく言われたことばがあります。

 

「他の奴らは俺のおかげでメシが食えてる」

 

この言葉が何を意味しているかというと、

他の部署の人はロクな仕事をしていない、ということです。

 

たいした仕事もせずにメシが食えているのは俺のおかげだ、だから俺が指示することは何がなんでもやれ。

こういった考えの持ち主でした。

 

僕には、いかに営業が重要で面白い仕事か、どれだけ他の仕事はつまらなくてくだらない仕事であることを刷り込もうとしていました。

 

こんな仕事のやり方なので、もちろん他の部署の方からは総スカンで、社内でも一番嫌われていました。

自業自得ですが。

 

まとめ

ブラック企業に務めていた頃に、上司から言われたブラック迷言をご紹介しました。

 

・実際に働いた時間を記録したら、会社が困るから

・休日出勤は「勉強」だから休日出勤申請は取り下げろ

・39度 熱があるヤツになにを言ってもムダか(笑)

・他の奴らは俺のおかげでメシが食えてる

 

ざっと思い出しただけでも、軽く出てきます。

正直、社会人として、人として耳を疑う言葉もありました。

今でこそ、笑って話すことができますが、当時はいろいろと絶望を感じていました。

 

他にもエピソードは様々ありますが、別の機会にご紹介します。

 

なによりも、今はホワイト企業と言われる企業で働かせて貰っているので、

ブラック企業にいたころの考えなどが薄くなっている気がします。

本当にブラック企業なんてあったのだろうか?

そんなことも思うこともありますが、間違いなくありました。

 

ブラック企業をテレビの中だけの話しだと思っている人も、おそらくいるでしょう。

頭では分かっていても、感覚として感じることができないはずです。

これは経験しなければ分からないです。

 

少しでも、ブラック企業がどんなものか、今もなおブラック企業で働くひとの何かしらのチカラになれれば幸いです。

 

今回、ご紹介させて頂いたことばより酷いことを言われている人も大勢います。

そんな人はさっさと辞めた方が良いですよ。

 

それでは、また次回。